サロン経営改善の最初のステップはここから始まります

お人好しオーナーのためのヘアサロン経営改善術をご覧いただきありがとうございます。

このブログサイトの運営をしていますサロン経営のパーソナルトレーナー 伊藤護といいます。

このブログでは、サロン経営改善のために行動を起こしていきたいと考えているあなたに、まず最初に取り組んでほしい課題について解説していきます。

「本当は、サロン経営ほど利益を出しやすい業種はないのです。」

サロン経営にあたっているあなたなら、自身のサロンの財務諸表をご覧になったことがあると思います。

その経費項目の最初に来る「売上原価」（＝材料費）。

これが２０％を超えるようなサロン経営を、あなたは経験したことがあるでしょうか（おそらくないはずです）。

粗利＝売上ー売上原価（２０％未満）　

ですから、

つまりサロン経営の粗利は８０％を下回ることなどまずありえない、というわけです。

これは、在庫（ストック）損のリスクを持つ（例えば飲食業）業界では考えられない高水準です。

この点から、サロン経営において改善行動（＝利益の増加）を企図するときにまず考えてほしいのは

削減幅の狭い原価を過剰に削減して

サロンサービスの質を下げて利益を上げていくより、

むしろ売上の増大。

そのための施策に知恵を絞っていってほしいのです。

「売上を上げるために」まずあなたは何をしますか？

次にサロン経営における「売上」というものに注目してみます。

サロンにおける売上は、「お越し下さるお客様の数」×「おひとりさまの客単価」の掛け算で算出されます。

A. ５人のお客様がおひとりずつ８０００円を払ってくださって、４００００円

小学生の算数レベルでもわかる計算です。

では、ここで質問。

あなたのサロンは、

今から８００００円の売り上げを作る必要があると仮定します。

この売り上げを作っていく方法は２つ。どちらを選びますか？

B.　お客様の数を倍にして１０人のお客様から、おひとりずつ８０００円をいただく方法

C.　お客様の数はそのまま、おひとりずつお値段を倍にして１６０００円をいただく方法

これも算数の問題。売り上げを倍にするときに、どっちの指標を倍にしていきますか？というお話です。

課題をシンプルにすることから始める

サロン経営を最小かつシンプルなステップで改善していくときに大切なことのひとつは

課題そのものを単純化することです。

先の例で言えば、B.　お客様の数を倍にしたい　のであれば、方法は２つ。

（B-1）広告をして、倍の数のお客様をお呼びする。

（B-2）今来てくださるお客様の来店周期を短縮する。

（２ヶ月に１回来るお客様が２回来てくださるようになれば、お客様の「数」は倍になります）

このいずれかです。

C.　お値段を倍にする のであれば、方法は２つ。

（C-1）メニューを書き換える。

（すべてのお値段を倍にすれば達成できる。）

（C-2）購入点数を増やしていただく

（カットだけでなく、カット＋カラー。カット＋カラーだけでなく、カット＋カラー＋トリートメント）。

このいずれかです。

「何を極端なことを言っているのか。」

「現実的にそんなことが叶うわけない。」

サロン経営に行き当たっているあなたからの厳しい声が聞こえてきそうな気がしますが、

シンプルにするということ、まずそういうところからすべての発想を始めてほしいのです。

まとめ

（B-1）広告をして、倍の数のお客様をお呼びする。

（B-2）今来てくださるお客様の来店周期を短縮する。

（C-1）メニューを書き換える。

（C-2）購入点数を増やしていただく

「経営を改善したい」という漠然な問題意識が、ひとまず４つの行動リストにまで分解することができました。

少なくとも漠然な問題意識のままでいるよりも、明日これをやってみようがはっきりするのではないでしょうか。

伝わっていたらうれしいです。

個別相談の窓口としてLINEアカウント公開しています

今日取り上げたテーマに限らず、あなたのサロンの課題や運営のお悩みに、個別でコミュニケーションを図る窓口としてLINE アカウントを公開しています。

ぜひお気軽にお声掛けください。

ではまた！

<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

MAMO.LABO 小さな美容室のためのミニマル経営術

[ BLOG ] https://mamolabo.com

[ FACEBOOK ] https://facebook.com/mamolabo2009