小さな美容室のためのミニマル経営術をご覧いただきありがとうございます。
このブログサイトの運営をしていますサロン経営のパーソナルトレーナー 伊藤護といいます。
サロン経営のパーソナルトレーナー伊藤護の自己紹介
このブログでは、サロン経営者として経営改善を図っていこうと考えているあなたに、
スタッフマネジメント、特に理念設計にフォーカスした記事を書いていきます。
思い当たること、ありませんか?
- 人材の教育に困っている
- 指導がつい感情的になってしまう
- スタッフの性格を配慮し過ぎてしまう
- サロン全体のチームワークを強めていきたい
「マネジメントの大切さはわかるんだけど、経営理念みたいなものはちょっと・・・何から始めたらいいのか。」
そんな経験のあるオーナーは是非ご一読ください。
経営理念とかそういうの大層すぎて・・・
なんだか重々しい四文字熟語ですもんね。
気後れしそうになる気持ちもよくわかります。
しかし、実際のところ「経営理念」以外に当たる言葉がないから、そう言っているだけ。という部分も少なくありません。
もう少し肩の力を抜いてこの言葉に向き合ってみましょう。
経営理念という言葉に向き合う時の、キーワードはたったひとつです。
それは、
「どうして?」
です。
どうして
あなたのサロンがこの社会に存在して、
どうして
あなたは現在そのサロンを経営しているのか。
目的や理由を考えるところからがスタートです。
「・・・そんなの、お金欲しい(お金儲けしたい)からに決まってるじゃん。」
出発点はこのくらいからでもOK。
またそこに
「どうして?」
重ねてみましょう。
「そりゃ、嫁さんと坊や食わせていかなきゃいけないし。」
「どうして?」
「どうして?」
「どうして?」
決していじめているわけではありません 笑。
この「どうして?」
の積み重ねは、最終的にあなたのサロンの持つ「使命」に行き当たります。
目的はただひとつ。
いずれにせよ、あなたのサロンだけが持っているあなたのサロンだけの「経営理念」。
では、いったいそれはどんな場面で使うものなのでしょうか。
何の目的で、これを明文化する必要があるんでしょうか。
これも答えは一つ。
「あなたのサロンと、あなたのサロンで働くスタッフを守るため」
そのために作るものです。
具体的な場面を想定してみましょう。
あなたのサロンではたらく美容師が、あやまってお客様のお洋服をヘアカラーで汚してしまいました。
あなたはサロンオーナーとしてどのような対応をするでしょうか。
(1)担当美容師を下げて、あなたのみがお客様に謝罪の気持ちを伝え、お洋服相当代金をあなたのサロンが弁償する
(2)担当美容師とあなたが一緒にお客様に謝罪の気持ちを伝え、お洋服相当代金をあなたのサロンが弁償する
(3)担当美容師にのみお客様に謝罪とその後の対応を伝えさせ、お洋服相当代金をあなたのサロンが弁償する
(4)担当美容師にのみお客様に謝罪とその後の対応を伝えさせ、お洋服相当代金を当該美容師が弁償する
etc...
くれぐれも、どれが正解ということではありません。
このようなイレギュラーな事態が発生した時に、あなたが判断の拠り所にするのがさきほど
「どうして?」
を積み重ねて見出す経営理念だということです。
例えばあなたのサロンが、サロン(企業)利益こそ最優先。
従業員のミスは自己責任という目的でサロンを運営しているのであれば(3)あるいは(4)の対応になるでしょうし。
いや、従業員の保護こそ最優先。
利益売上の確保は二の次という目的でサロンを運営しているのであれば(1)あるいは(2)(3)の対応になるでしょう。
働く美容師を守るという意味では、このような場面ではどうでしょうか。
あなたのサロンではたらく若手美容師が、営業を終えた後の練習の最中に、指導してくれている美容師と、指導内容を巡ってトラブルになってしまった。
あなたはサロンオーナーとしてどのような対応をするでしょうか。
(1)何をおいても先輩美容師の指導は絶対!トラブルを起こした若手美容師にのみ指導を与える
(2)トラブル両成敗!先輩美容師、若手美容師共に指導を与える
(3)まず先輩美容師の指導内容を確認。トラブルの原因は常に先輩のマネジメントにあり!先輩美容師にのみ指導を与える
(4)まず若手美容師からの事情をヒアリング。指導美容師の人選を改めて違う人材に指導に当たらせる
etc...
やはり、どれが正解ということではありません。
しかし、このようなケースではおおむね
「トラブルの原因追求(=誰が悪いのか)」
程度をはかりにかけて、誰かに責任を当てない限り議論が収束しないトラブルになってしまいがちです。
これでは最終的に、「誰か」になってしまったスタッフのせいで起きたトラブルになってしまいます。
もし、ここに
「営業後の練習について、弊社ではこのように考えます。どうしてかっていうと・・」
「スタッフ間でのトラブルについては、弊社ではこのように考えます。どうしてかっていうと・・・」
ここが明文化されていたらどうだったでしょうか。
トラブルが発生したかしなかったかはともかく、
発生した原因を、
企業理念が行き届いていなかったせいで起きた(=誰かのせいではない)トラブルということにできるのではないでしょうか。
特に美容室の場合、お客様と美容師、雇用主であるあなたと美容師、また美容師でもあるあなたとお客様。
それぞれがそれぞれに欠くことのできない重要な存在。
「仕事と私!どっちが大切なの!!???」
ではありませんが(笑
サロンを長く運営していくうえでは、想定していない場面を避けて通ることはできません。
「あなたのサロンと、あなたのサロンで働くスタッフを守るため」
向き合っておく必要があるのではないでしょうか。
経営理念を設計することであなたが得られること
- 感情に左右されない公平な評価(判断)軸を持つことができる
- あなたのサロンが「本当に大切にしたいこと」を自覚することができる
- 美容師スタッフたちが安心して働くことができて、信用関係が深まる
- ひいては現場にオーナー不在でも有機的なサロンワークが行えるようになる
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